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作品概要
登場人物
- 曽祖父の代から続く老舗の八百屋「八百真(やおしん)」の次男。
中学時代に読んだスラムダンクの影響でバスケットボール選手に憧れ、高校ではバスケ部に入部するが周囲との才能の差を見せつけられ、1ヶ月余りで幽霊部員になる。 - 半年前、「八百真」の現店主であった父が病に倒れ、他界。
5つ上の兄は海外の大学で経営学を学んでいるため、現在は母親と二人で生活している。 - 父が亡くなって以来、店は閉め、母は父との出会いの場であった元アルバイト先のスナックに再度世話になり、臨時のママとして働き生計を立てている。
兄は卒業後は帰国し「八百真」をチェーン展開させる「スーパーヤオシン計画」を立てている。 - 母親が何気なく口にする「早くお兄ちゃんが帰ってきたらいいのに」という言葉を聞く度、「優秀な兄と比べて自分は役立たずだ」と感じてしまい、傷ついている。
- 幼少期は野菜が大好きだったが、周囲に対しての劣等感、父親との突然の別れ、店の後継の問題、母からのプレッシャーなど様々な要因が重なり、いつしか野菜を食べられなくなってしまう。
- 店主が亡くなったことを気にかけた仕入れ先の農家が厚意で継続的にニンジンを送ってくるため、家の料理には頻繁にニンジンが使われるが、その度に残してしまい「せっかくの厚意を無下にするな」と母親に怒られている。
- ある日、ふと父親の遺品が入ったダンボール箱を開け、伝説のリズムマシン「Roland TR-808」(通称=ヤオヤ)を見つける。
堅物だった父親に似つかわしくない遺品に不思議に思いながらも、ヘッドフォンを繋ぎ、再生ボタンを押す。
- 13歳で飛び級で大学に合格し、化学、機械工学の博士号を取得。
周囲からは「天才少女」「神童」などと持て囃されている。
年相応に普通の高校生活も経験したいと思い、現在は公立高校に通っているが、クラスメートからは距離を置かれている。 - 気候変動や人口増大など様々な要因により将来人類が地球に住めなくなってしまうことを危惧しており、この世界を終わらせまいと現在は高校の科学部の部室を改築した研究所で持続可能なエネルギーの開発に没頭している。
- その圧倒的な頭脳によりテレビや雑誌など多くのメディアが注目しており、取材の依頼を受けることも多いが、とあるテレビ番組では研究の内容には触れず「リケジョ」などと呼び囃し立てられたことに腹を立て、以来、メディアからの取材は一切受け付けていない。
- 研究所に篭り実験を続けているが、作業員が自分一人のため研究の効率が上がらず、この数ヶ月は実験に失敗が続き進展がない。
口ぐせは「自分がもう一人いたらいいのに」。 - 困っている人を見かけると、イラついた態度を取りながらもつい助けてしまう。
「すぐ諦める情けないやつを見てるとムカつくから」と言っているが、本音では人の役に立てて嬉しいと思っている。 - 研究の失敗が続く中、気晴らしにと立ち寄ったタワーレコードで、ケミカルブラザーズの2ndアルバム「Dig your own hole」を試聴し、「人類はこんなにもすごいものを作ることができるのか」と感銘を受ける。
科学的興味から、自身でも音楽を作ってみたいと思い、貯金を全て投じプレミア価格のついた伝説のベースマシン「Roland TB-303」をハードオフで購入。
しかし、その一台でケミカルブラザーズのような音楽を作ることができると思っていたが、ベースしか鳴らせないことに絶望し、売却を決意。 - TB-303を売却するために駿河屋に向かう道中、ゴミと一緒に積まれた喋るフクロウと、そのフクロウに手を差し伸べる少年に出会う。
- 製品名: Talking Owl 3000
- 型番: TOWL-3000
- 重量: 9.7kg
- 大容量8MBのRAMを搭載し、44.1kHz 16ビットステレオサンプリングが可能な世界初のフクロウ型サンプラー。
子供達に人気を博し大ヒット商品となるが、発売後しばらくすると多数の購入者から「録音した覚えのない言葉を勝手に喋る」などの不具合が報告される。 - 規格外の動作をする個体は総出荷台数の約10%と言われているが、実際は全ての個体に何らかの差異が確認されている。
- とある家族が購入したこの「トオル君」と名付けられたこの個体は、周囲で音楽が流れると録音した覚えのない「アーメンブレイク」(世界で最も数多くサンプリングされたと言われているブレイクビーツ)をBPMぴったりに重ねる不具合が発生したという。
- 手に負えなくなった購入者はヤフオクに出品し、新たな購入者の元へ送られるも、「死んだおばあちゃんしか知らないはずの話をし始める」という別の不具合が発生。
- 気味悪く感じた購入者により路上のゴミ置き場に不法投棄される。